日本の昔話20——盗っ人小僧

3:47
 
공유
 

Manage episode 263263160 series 1433731
Player FM과 저희 커뮤니티의 Jennykaede 콘텐츠는 모두 원 저작자에게 속하며 Player FM이 아닌 작가가 저작권을 갖습니다. 오디오는 해당 서버에서 직접 스트리밍 됩니다. 구독 버튼을 눌러 Player FM에서 업데이트 현황을 확인하세요. 혹은 다른 팟캐스트 앱에서 URL을 불러오세요.
盗っ人小僧
むかしむかし、彦一(ひこいち)と言う、とてもかしこい子どもがいました。
 ある日の事、彦一は殿さまのお使いで、船に乗って遠くの島に行く事になりました。
 そしてその夜は、船で寝る事になりました。
(さて、そろそろ寝るとするか)
と、思ったその時、
「海賊だー!」
と、言う叫び声がしました。
 海を見てみると、手に手に武器を持った海賊が乗る海賊船が、もう間近まで迫っています。
「大変だー! 奴らに身ぐるみはがされるぞ!」
「大切な物を早く隠すんだ!」
 お客たちは持っている金や大切な物を、どこに隠そうかと大騒ぎです。
 でもどこに隠そうと、海賊は隠した物を見つけてしまうでしょう。
 そこで彦一は台の上に乗って、大きな声で言いました。
「みんな、落ちついて! 海賊はどこに隠しても見つけてしまいます。ですから、お金は少しだけ自分のふところに入れて、あとは全部わたしに預けて下さい。わたしが必ず、海賊からお金を守りますから」
 彦一が自信たっぷりに言うので、お客たちはワラにもすがる思いで彦一にお金を預けました。
「わかった。お前に任そう」
 すると彦一はお金を少しずつ袋(ふくろ)に分け、見ただけでは分からない様に着物のあちこちに隠しました。
 そしてお客に頼んで、柱に体をグルグル巻きにしばりつけてもらいます。
 それからしばらくして船に乗り込んで来た海賊の親分(おやぶん)は、お客から財布(さいふ)を取り上げにかかりました。
「よしよし、素直に従えば、乱暴はしないからな」
 そして柱にしばられた彦一に気づいて、親分は声をかけました。
「小僧! そのざまはどうした?」
 すると彦一はうそ泣きをして、目に涙を浮かべます。
「おら、みなし子で、腹が減ってたまらねえから、船に忍び込んで客の財布を盗もうとしただ。だども見つかって、一文も取らねえうちに捕まってしもうただ」
 それを聞いた親分は、ニヤリと笑うと、
「小僧のくせに盗みに入るとは、大した奴だな。だが、この船の客はみんな貧乏人ばかりで、大した稼ぎにはならねえ。お互い、今度はもっと金持ちを狙うとしよう」
 親分はそう言いながら、子分とともに自分の船に戻っていきました。
 その後、お金も少し取られただけで済んだお客たちは、かしこい彦一にとても感謝したという事です。
おしまい

363 에피소드