152週目 椿らい堂半世紀祭に行ったオオヤマちゃん・オブ・ザ・デッド
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お久しぶりです! 妻はALGSでクレイジーラクーンが敗退して絶望の顔で仕事に行きました。 以下、トコペンニャロさんのクルハラハルクの良いところとオオヤマ名前募集中の良いところで読めなかった物を無許可で公開します! ・クルハラハルクの良いところ 2.岐阜バージョン クルハラハルクさんの良いところはなんと言っても切れ味の鋭いトーク! 視界に入ったボケをすべて切りつけるそのさまは、まさに現代のサムライ。 切れ味鋭いといえば刃物! そうです!岐阜県関市は古来から刃物の街として栄えてきました。 貝印やフェザーという日本を代表する企業を輩出し、市の形も鋭利なVの字の形をしており、ハサミを連想させます。 鎌倉時代の刀鍛冶から綿々と受け継がれた技術が今も根付き、街のいたる所に大小様々な刃物工場がある関市。 最近では鬼滅の刃のアニメ主題歌を歌って国民的歌手になったLiSAさんの出身地として有名ですね。 毎年10月に行われる刃物まつりでは、市販価格よりお買い得な価格で包丁やハサミなどが販売されます。 街は刃物を片手に散策する人でごった返し、銃刀類所持違反とはなんなのか?を広く世に問う催しとなっております。 みなさんも岐阜県関市で作られた切れ味鋭い刃物片手に、切れ味鋭いトークが満載のビバボを聞いてみては如何でしょうか? 3.ヘヴィメタルバージョン クルハラハルクさんの良いところはなんといってもオオヤマさんとの友情です。 学生時代の友人とは、たいてい就職や結婚などで、疎遠になったりするものですが、変わらぬ仲の良さを保ち続けるさまは感動的です。 感動的といえば、ヘヴィメタルバンド「アンヴィル」を取り上げたドキュメンタリー映画「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」ですよね! この映画は(以下ネタバレ)、結成40年を超えるベテランバンドで、後のバンドに与えた影響も多大ながらも、どうにもうだつの上がらないバンドの現状をあますことなく収めたドキュメンタリーです。 ときは1984年。クルハラハルクさんが生まれた年のことです。 埼玉の西武球場にてヘヴィメタルバンドを集めた「スーパーロック84」が開催されました。 ボン・ジョヴィ、マイケル・シェンカー、ホワイトスネイク、スコーピオンズというスーパービッグネームとともにフェスに出演したアンヴィル、カナダ出身のこのバンドはまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、ネクストブレイクを期待されていました。 それから30年後。 メンバーはバンドを続けながらも音楽だけでは食べていけず、建築現場や給食センターで働きながら細々と活動しています。 日本では数万人の前で演奏していましたが、今や小さいライブハウスすら満員にできません。 再起をかけてヨーロッパツアーに出るも、プロモーターに騙されギャラが貰えなかったり、メタルフェスでは1万人収容の会場で100人程度しか集まらなかったり、追い打ちをかけるように、昔共演し、今や世界的なミュージシャンと再会するも、顔を忘れられている始末。 完全に過去の存在になっていることを痛感させられます。 それでもまだ、あの日、日本で見た風景が忘れられないバンドは、デビューアルバムをプロデュースした名プロデューサーに頼み込み、最後の望みをかけたレコーディングに突入します。 ここでも神は試練を与えます。 レコーディング中に些細なことからメンバー同士がケンカをおっぱじめ、おぼんこぼん状態になってしまいます。 なんとかアルバムを完成させはしたものの、ラジオ局やレコード会社に送ってもなんの反応もありません。 自費でのレコーディングだったので、残ったのは借金とメンバー間の気まずい雰囲気だけ。 そんな中、想い出の国、日本から「ラウドパーク」というメタルフェスへの出演依頼が届きます。 聞けば2万人収容の会場でのフェスティバルだとか。 あの日見た風景が忘れられないメンバーは日本行きを決意します。 これが最後のチャンスかもしれない、との思いを抱いて。 来日したメンバーに衝撃的なことが言い渡されます。 出番はフェスのオープニング、午前11時からだと。 メンバーは「そんな時間に誰が見に来るんだ」と意気消沈。 ヨーロッパのフェスでガラガラの中、演奏した悪夢が脳裏によぎります。 思えば日本に来るのはあの1984年から30年ぶり。 忘れられたとしても仕方がありません。 「また失敗か…」楽しい思い出しかない日本で、無惨な現実を見させられることになる。 ステージへ向かうメンバーは、悲壮感を通り越し、死刑台へ向かう心境に。 しかし、最後に神様は、バンドにとびっきりのプレゼントを用意しているのでした。 ある、しがないヘヴィメタルバンドが体験した夢物語、やらせなどないドキュメンタリーとして収められているこの奇跡の映画、是非ともビバボのお二人にこそ見てほしい映画です。 ・オオヤマ名前募集中の良いところ 2.岐阜バージョン オオヤマさんといえば、岐阜の加茂郡富加町(かもぐんとみかちょう)に大山という地名があります。 この地には大山神社があり、主神(しゅしん)は大山咋神(おおやまくいのかみ)。 この大山咋神は山の神様で、治水や農業を司る神様です。 ありがたい存在ですね。 滋賀県にある日吉大社は大山咋神を祀る全国3800社の総本社です。 オオヤマを名乗るなら、一度は参拝されてはいかがでしょうか? 話を富加町に戻しますと、この富加町、私の住んでいる岐阜市南部から30kmほど離れており、ちょっとしたドライブに最適な場所で、お気に入りの場所です。 京都の清水寺と同じ延鎮が創建した、その名もそのまんまな清水寺があったり、日本最古の戸籍が発見されたり、21世紀初頭ではポルターガイストが出る集合住宅があるとワイドショーで取り上げられ、日本中の霊媒師が我こそはポルターガイストを退散させると集結したり、まさに歴史と神秘の町、富加町。 そんな富加町で特にオススメなのは松井屋酒造という資料館が併設された酒蔵です。 資料館では江戸時代の酒造りに使われた道具や生活用品が展示してあり、あと何故か大正時代に作られたフランス製の偵察機のプロペラと尾翼も展示してあったりします。 酒飲みで飛行機マニアの方にピッタリな場所と言えます。 尚、新酒の仕込みをしている秋から春にかけては休館しているので注意が必要です。 そしてそんな歴史ある酒蔵でかもされる、冬に本数限定で販売されるにごり酒は絶品です。 にごり酒というとドロッとした濃厚なお酒を想像されている方もいらっしゃるかと思いますが、このにごり酒は米の旨味をしっかり感じながらもスッキリとした飲み口で、グビグビ飲めてしまいます。 他にもウリを酒粕で漬けた「松井屋のうり娘(こ)」はおつまみにピッタリ。 にごり酒と合わせて食べると、もう、そこは富加町。パラダイスです。 以上、岐阜県加茂郡富加町のいいところをお伝えしました。 3.メタルバージョン オオヤマさんといえば東京板橋区に大山という地名があります。 この地を拠点に活動していたことから大山の父との異名を持つ柴田直人さんが率いるヘヴィメタルバンド、アンセム。 ラウドネスと並んで日本メタル界の2大巨頭とも言われるこのバンド、奇しくもラウドネスと同年1981年に結成。 一度1992年に解散しますが、メタルバンドらしく2001年に再結成します。 そして、これまたメタルバンドらしくメンバーチェンジが激しいバンドで、リーダーのベーシスト柴田直人さんのみがオリジナルメンバー。 ボーカルとギターは何度も変わり、今や柴田さんがいればもうそれはアンセム、という認識になっています。 サウンド的には王道のヘヴィメタル。 ひたすら熱く、男気が溢れ出ています。 バンドのエピソードも男気がほとばしり、演奏中にミスをしたら腕立て100回だとか、ライブ前のリハーサルは走り込みから始まるだとか、レコーディングの厳しさにボーカルが失踪したりなど、バンドではなく軍隊のような逸話が満載です。 柴田さんはすでに還暦を越えていらっしゃるのですが、衰えを知らないようで、61歳にて海外のレコード会社と契約、ヨーロッパでのライブを行い、まさに第2の黄金期を迎えようとしています。 大山の父は、今日もどこかで筋トレをしながら、世界征服を企んでいることでしょう。
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