Jigahouboku 공개
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否定恐怖症自分が作り上げたもの意味のない無駄の塊のような否定恐怖症自分が今ここにいるそれさえも打ち消されてしまうような避けては通れないどこにでも現れるそれが分かっているとしてもどうにかなるものでもない否定否定頭ごなし決してそんなことはないという頭では十分理解できている
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自覚のない症状ずれていることに気づけていない奥深くで書き換えが知らぬ間に行われたあと誰の目にも明らかなくらい変わってしまったそれでも自分には殆どわからないだとしても悪いことばかりでもなく積み重ねられた傷や汚れがなくなって本来の姿に戻ったかのように
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見下し見下され入れ替わりそのように感じさせてしまうそのように感じられてしまう無意識にそれぞれ記録されるいつまでも残り続ける見下し見下されこれからの世界に必要ではない不安を埋めるために貶めていいはずのないその言葉や概念自体が必要ない
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自分で終えたこと終わらせたつもりわざとでも嫌味でも何でもなくただ単純に伝え忘れているだけ今日という日に限っては余計なものを背負わないように閉ざされたままであれば良かったそれでも扉を開けてしまうその欲望に抗えずやるべきではないことをまたしてしまう
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傷つけるための言葉意図的であるかどうかに関わらず言葉が伝えようとする内容よりもあくまでも傷つけるために発せられる傷跡を残すために記されるそのまま受けとめる必要のない投げつけられた言葉通りの意味などない傷つけるための言葉に不安にさせられる必要のない
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無駄の決め付け極め付けの制限で縛りつけようとする古くからそこら中にある片方からだけの視点決め付けるほうとはまるで違う決め付けられる側はたまったものじゃない先に何があるのか誰にもわからない時代も人も同じではなく変わり続けてゆく無駄の決め付けられ
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かつてない日は何もない日本当は何かあったのかもしれないそれはよく思い出せない様々に異なるはずの時間が色をなくして区別のつかなくなるそんな風に感じられる日が何のきっかけもなく訪れる抗いようのない空っぽな時間と感情の波紋は薄れゆく
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理解できないものを自分から遠ざけるあからさまに牙を剥いて近付くものを拒絶するそれでも不安な夜は終わらないこの状態を終わらせる怯える日々から抜け出せるそのために正しく知ることを試みる理解できないものを理解しようとする
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どこにも行かず何をするわけでもなくかつて望んだはずの機会が得られても目を閉じても入り込んでくる耳を塞いでも語りかけてくる日常とは違う出来事の知らせどこにも行かず部屋の中に閉じこもったままでも心配には及ばない傍目には駄目に思われても
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同じ船に乗る知らない言葉を話す知らない同士が行き先のわからない鉄の塊の上で同じ船に乗る季節外れの風に晒され予想外の雨にも降られこの状況を分かち合う言葉を持たないまま期待した反応も得られずに不安と不満のどこまでも膨らみ続ける
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いつ晴れるいつになれば雲ひとつない青空の下でひとりどんよりと沈んだままで敷き詰められた石の間に染み込んでゆくにごり水晴れの日が来ることを顔には出さず待ち続けている誰に聞いてもわからないどこにいっても晴れはしないいつになれば見えない雲から抜け出せる
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忘れられた存在誰にも思い出されることもなくやがて時の砂に埋もれてしまう声も姿もどこにも記録の見つからないそもそも存在していないかのように休むことなくやるべきことを続ける誰のためでもなくただひたすらに続けるたったひとりの世界の真ん中で
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できないことができる自分ができないことを自分以外の誰もができているその違いがどこにあるのかわからない正しい言葉を選んでふさわしい表情をする窓のない部屋の中で方向感覚が無くなってゆく時折ぼんやりとあかりの灯る向かおうとすると消えてしまう
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焦点の絞りきれない生活ぼんやりした境界線を行ったり来たり向かうべき座標が揺れ動く残された時間だけ刻一刻と減り続けるこの状態を抜け出せる見込みのないまま行き場のない思いを抱えながら眠れない夜をいくつも重ねている
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明日が来るとは限らない当たり前ではない気付きにくくなっているまた明日が来るとは限らないあれが最後の機会だとわかっていたならできたはずのことが後から浮かんでくる悔やんでも悔やみきれない今できることやるべきことを確実に行う来ないかもしれない明日が来る前に
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時間の重み悔いが残らないくらい十分にやるべきことをやり遂げたと言える訳もない時間の重み探し物は見つからないままやがてそのことさえも思い出せなくなってしまう画面越しの世界から離れて直接この手で触れられるところへ時間の重みに押しつぶされてしまう前に
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見えない環境変化着地できないまま溜め込んでしまう数字に置き換えるべきではないものを違和感を抱えたまま並べ替えようとしても入れ替わり与えて与えられて際限なく膨らみ続ける誰にとってもいい未来ではないそこまでわかっていても止められない
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思い出せない自分が好きなもの欠かせずにいた頃それほど昔でもないはず心を震わせながらのめり込んでいった忘れられるはずもない記憶を辿りながら手掛かりを探すそこだけ空白になってどうしても思い出せない自分自身のことを
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無知の欲望自分のものではないことに気付かないまま思い通りにならないことに苛立って自ら苦しみを抱え込んでしまう実体のない流れの中で永遠の存在を疑わず目に見えるもの自分のものではないものにそれが自分のものであるかのように執着する知ることで欲望は居なくなる身軽になって歩き出せる
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小さな花瓶を大事そうに携えて並木道を歩いている透明な硝子から意味ありげに顔を出す思わず尋ねずにはいられないひそひそ声の会話の続き辻褄が合わなくなっても気に留めることなく流れてゆくこの流れを望んでいたようにも思われる
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なんのため夜明けの移ろいに心を奪われる誰に見せるわけでもなく作り続ける道端で立ち止まり耳を傾ける正しいことでもやるべきではない時がある抑えられなくなるとその場からいなくなる何があっても何事もないかのように振る舞う
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汚い存在自分のことが今頃になってようやく分かるようになる思っていた思い込んでいたことが現実とはまるで違っているにわかに信じがたく今さら遅過ぎる後悔とか空回りへと変わる記憶あわてて汚れを落とそうとしても却って広がるばかりで汚い存在は拡大し続ける
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模倣の裏側条件反射で繰り返しているだけ自分でももはや意味を感じていない痛みを緩和するためだったものが忌むべき癖となって無意識に現れ続ける向けられた嘲りは消えることなく残り続けるされたほうは決して忘れることはない
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新しい人とのはじまり慣れない間の不安と興味深さ気付かれないように観察する言葉と振る舞いから手掛かりを得ようとする無防備な状態で近づいてしまって消せない傷を負わされてからようやく気付く知らない言葉をいくつも投げかけられどのようにみられ思われているのか分かち合えるはずもない
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居場所がなくなった居場所をなくしてしまったもうここにはいられないよと告げられ名前の半分が失われてしまったかつてはわずらわしく思えていた失ってから気付く拠り所の支え自分が何者なのかわからなくなってしまうような暗闇の中で道に迷い見失ってしまう求めることは間違いではないうずくまった影になって外に出ることさえ出来なくなる
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合わない靴を無理して履いている代わりを探そうという選択肢もなく裸足のままでいるわけにもいかず合わない靴をそのまま履き続けるそういうものだと思い込んで疑う余地もなくそのまま履き続ける助言してくれる人たちにもかつての裏側の記憶が邪魔になって素直に受け取められない
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追い詰める逃げ場のないところまで鏡に向かって悪態をつくぎりぎりのところまで追い詰めてみる追い詰める追い詰める急に人が変わったようにむき出しに晒し始めるようやく始まりの時が訪れる待ちわびていたその時に震えが止まらなくなって追い詰める追い詰められる
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こわいところ見え隠れするこわいところ隠しきれない知らないままでいられたらこんな気持ちにはならなかった信じられないという何かの間違いではないかこわいところあり得ないという今さら作り笑顔でこわくないよと言われても閉ざされたまま二度と開かれることはない本能的に拒絶するどうにかできるものでもない
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