20201125 天声人語 アユの里で

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天声人语 11/25 アユの里で
熊本県南部を流れる球磨(くま)川はアユの生息地(せいそくち)として知られる。急流(きゅうりゅう)育ちは筋肉質(きんにくしつ)で、体長(たいちょう)30センチ超の「尺アユ」も珍しくない。だが今年はまるで釣れない。7月の豪雨で流されてしまったからだ▼
球磨河流经熊本县南部,作为香鱼的栖息地而为人们所熟知。香鱼在湍急的河水中长大,肉质饱满,长度超过30厘米的“盈尺香鱼”也并不罕见。但是,7月的暴雨将香鱼尽数冲走,导致今年的垂钓毫无收获。
「網にかかっても数匹、みな小さい。エサの藻やコケがやられ、残った魚も育ちようがありません」。そう話すのは八代市(やつしろし)坂本町の森下政孝さん(79)。高齢化の進む地元に活気を取り戻そうと、3年前、アユ料理店「食処(しょくところ)さかもと鮎(あゆ)やな」を開いた▼
79岁的八代市坂本町居民森下政孝称:“即使用渔网捕捞,也只能捞上来几条小鱼。我们向河里剩下的小香鱼投喂藻类和苔藓,却也没有生长的迹象”。当地老龄化愈加严重,为了让这片土地恢复活力,森下政孝于3年前开设了一家名为“坂本香鱼鱼梁”的香鱼料理店。
夏と秋の限定で、住民が交代(こうたい)で切り盛りする。県外からもバスが次々に着き、昨季(さくき)は念願の黒字化を果たす。ところが今年はコロナ禍で店を開けず、豪雨は店のテーブルまで押し流した▼
这家香鱼料理店只在夏天和秋天营业,由当地居民轮流负责。县外的巴士也相继载着客人来到这里品尝香鱼,去年店铺终于实现了心心念念的盈利。但是,由于新冠疫情,今年没有开业;由于暴雨的来袭,就连店里的桌子都被冲走了。
ただ一つ、店に戻ってきた物がある。店名(てんめい)を大書(たいしょ)したスギ材の看板だ。川から八代海(やつしろかい)へ押し出され、20キロも先の天草(あまくさ)の島に漂着(ひょうちゃく)した。流木(りゅうぼく)回収中の島民が見つけ、翌月(よくげつ)ほぼ無傷(むきず)で再び店に。「コロナと水害のダブルパンチに参っていましたが、よしもう1回がんばろうと思いました」▼
只有一物兜兜转转又回到了店里,那就是用大字写着店名的杉木招牌。招牌从球磨河冲进八代海,漂流到20公里外的天草岛。招牌被一位正在收集漂流木材的岛民发现,因此才得以于第二个月毫发无损地重回店里。森下政孝称:“虽然遭遇了新冠疫情和水灾的双重打击,但是我还是打算再努力一次。”
流域を歩くと、氾濫(はんらん)の跡はなお生々しい(なまなましい)。川岸(かわぎし)にショベルの音が響き、壁や床のない家々が心細げ(こころぼそげ)に立ちすくむ。さらにダム建設をめぐって賛否が対立する兆しもある。人命と清流をともに守り抜く治水(ちすい)の決め手はないものか▼
沿着河流漫步,可以发现河水泛滥的痕迹依旧鲜明。河岸上响起挖掘机的声音,由于洪水的袭击而变得断壁残垣的房子们在不安地伫立着。而且,围绕水库建设一事,当地持赞成和反对两种论调,出现了对立的迹象。难道就没有能够同时保护人命和清溪的治水方式吗?
訪れた日、川面(かわづら)は晩秋の陽光(ようこう)に輝いていた。奇跡の看板は畳半分ほどの大きさで、墨痕(ぼっこん)もそのまま。持ち上げると両手にズシリと重い。店の片隅に置かれ、人々がアユ料理に再び舌鼓(したつづみ)を打つ日を待つ。
我来到坂本町的那一天,晚秋的阳光熠熠生辉,映衬得河面波光粼粼。奇迹般归来的招牌约有一半榻榻米大小,黑色的字迹丝毫没有褪色。我将其抬起,感觉双手沉甸甸的。它被搁置于店铺的角落,等待着食客们再来品尝香鱼料理的那一天。

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